

コアのネットワークの試験にかかる時間を大幅に削減
概要
スイスコム社は、スイスの最大の電気通信会社で、モーバイル、固定、IPベースの音声・データ通信の全てのサービス・製品を提供しています。一人当たりのブロードバンドの普及率が世界一高い国で、同社は、スイスコム光波長ネットワーク (OWNet)を通して益々拡張される音声・データサービスをサポートしています。
スイスコム社は、ネットワーク接続テストを数箇所のテスト施設で行っています。この施設では、ネットワークに実装される前に、考えうるネットワーク構成それぞれに対して新しいサービスと機器の検証を行います。ベルンにある施設では、検証、教育、テストとトラブルシュートを行い、ベルンに比べ小規模なチューリッヒの施設では、パラミーターのテストを主に行います。両方の施設は密接に統合され、機器とテスト結果をシェアします。
大規模で複雑なネットワークで新しいネットワーク要素をシミュレート、テストするのは大きなチャレンジです。インターフェース、プロトコル、帯域、機器の考えうる組合せ一つ一つに対する一連のテストサイクルは、6千以上の個別テストから成り立ちます。ネットワークは、新しい製品とサービスを使って継続的にオペレーションを拡張・進化しています。それぞれの新しいネットワークのリリース(実装機器、ソフトウェア)は、非常に厳しいデリバリースケジュールに合うよう、一連の複雑なテストを包括的に行わなければなりません。
チャレンジ
Maurizio Tomio氏が率いるスイスコム社の光ネットワークテストラボのチームは、OWNetプラットフォーム導入と導入後のアップデートに伴う厳しいテストスケジュールに合わせるためには、これまでとは別の方法を使わなければいけないと考えていました。特に、彼等はラボでのネットワーク再構築の配線方法を探し始めていました。それぞれの新しいネットワークのリリース(実装機器、ソフトウェア)の検証を僅か3ヶ月で行うという計画で、そのタスクは厳しいものでした。
Tomio氏は、可能なソリューションとして全てのファイバーコネクションのオペレーションに全光スイッチを使用することを考え始めました。シングルモードファイバー、非常に多くのポート数、どの入力ファイバーからどの出力ファイバーへのも接続できるという機能をが要求された場合、それを満たす製品は限られたものになりました。その上、テストチームは非常に高精度にテスト構成のセーブと再現能力を要求されました。スイッチは、必然的に全てのテストオペレーションを左右するため、信頼性、使いやすさも重要でした。「自分たちの時間をファイバーを動かしたりコネクターを掃除したりするのに費やすのではなく、テストに費やしたかった。」、とTomio氏が述べています。
スイスコム社は、グリマーグラスのインテリジェント光スィッチを導入することにしました。スィッチは、Tomio氏のチームがネットワークをシュミレートするベルンのラボの中心に設置されました。ラボは、7レベルのネットワークジェネレーションを含めて、20台のワークステーション、4台のクロスコネクト、そして型式、帯域、デザインの異なる120のネットワーク要素からなっています。スイッチは、何時でも、何処から何処までも接続できるマトリックスのアプリケーションの中に設置されています。Tomio氏は、このアプリケーションがチームに最大のフレキシビリティーを与えてくれた、と述べています。即ち、Tomio氏のチームはネットワーク要素のテストを設定したネットワーク構造やそれとは多少異なった構造をポイント・クリック操作で瞬時に切り替えて行うことができます。
今日までの結果
「グリマーグラスのスィッチの信頼性は非常に高く、我々はスイッチがあるということすら忘れてしまいます。」「テストオペレーションの中心であり、我々にとって無くてはならない物となっています。」と、Tomio氏は言っています。
ファイバー接続自体の速度と正確さ以外に、グリマーグラスのスイッチの最も優れた利点は、ポートの洗浄コストを削減したことですと、Tomio氏は述べています。以前は、全ての接続変更のセットアップは手動で行わなければなりませんでした。各接続箇所は、手作業で洗浄、検査されていました。Ownetプラットフォームには、800の接続箇所(800本のファイバーと6000テストケース)があります。「各コネクターを洗浄するのに3分から5分かかりますから、手作業では、3ヶ月というテストのスケジュールには間に合いませんでした。 簡単な計算で、手作業では不可能なことが解ります。」と、Tomio氏が述べました。ポートの洗浄だけの時間削減だけでも2006年に2台目のスイッチ購入を正当に説明できます。
高度な機能
Tomio氏のチームは、グリマーグラスのスィッチが持つ高度な機能の幾つかも上手に使いこなしています。彼のチームは、フォトニック マルチキャスティングを使って、トラフィック信号をスプリットした時と、スィッチを使って信号の光のコピーとスペクトル分析器へ接続した時の通信の質を測定します。接続は再生なしで光学的に行われているので、スペクトル分析器は、ラボのネットワークにあるどの送信機から発信される信号レベルのパラメトリックテストを行うことができます
スイスコム社は、また受信機の感度をテストするためにグリマーグラスのスイッチに収められているVOAの機能を使います。この機能を使い、Tomio氏のチームは、テストの中で個々の接続ポイントのために接続を行ったり、光学パワーを特定したレベルに減衰させることができます。これにより、チームは通信信号の強度を遠隔調整したり、減衰機能として受信機の感度を測定することができます。
結論
OWNet用にテストラボが設置された早い段階で、グリマーグラスのスイッチが設置された為、必要以上に機器・人材を増やす必要がなくなった、との感触をTomio氏は持っています。その上、グリマーグラスのスイッチにより、テストラボ内のファイバー帯域幅を現在の9.9-11.2ギガビットから来年に予想される40ギガビットへ、大掛かりな変更なしに移行できるでしょう。
スイスコム社のテストインフラへの投資は、投資効果が即時に現れ、直接コストの削減とテストの生産性を大幅に向上させました。グリマーグラスの全光スイッチのインテリジェンスはスイスコム社に「未来の証」を与えました。 又、スイッチはスイスで増加しているブロードバンド需要をサポートする為に、テスト機器の追加設置、構成変更が簡単にできることを可能にし、ラボスタッフの活動領域を拡げました。
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