

旧来アイディアへの回帰
グーグルで「カット・スルー・ルーティング」と検索すると、24,400ものヒットが出ます。「カット・スルー・ルーティングと光」で検索し直すと、684がヒット、「カット・スルー・ルーティングとATM」では、742のヒットが出ます。このように、カット・スルー・ルーティングを照会した場合、多くの人はATMネットワークを連想します。 しかし、ATMネットワークを思いつくことはスタートとしてはそれほど悪いものではありません。何故なら光ネットワーク内でカット・スルー・ルーティングを使うことはコスト削減とネットワークの性能向上の為にIPルートネットワークの中心に光クロスコネクトを使うこと重きを置かれているからです。これはIP/ATMネットワークでも同じ事を行なっていたからです。
光パスをどの様に使用しどの程度の規模でネットワークを構築するかの決断により大きな違いは在りますが、IPルーターと光クロスコネクトを併合させるアプローチが幾つかあります。重要なポイントは、光クロスコネクトが、どのデータストリーム(フロー、バースト等)をどのように認識し、どのようにデータストリームの行き先を指示することです。例えば、電子メールの伝送は、より高性能の光パスを利用できませんがが、大容量のファイル伝送はIPルーター・スィッチの負荷を削減するために光クロスコネクトの利点を使うべきでしょう。また、ストリーミングビデオは、より高性能のパスを必要とするかもしれません。ここで、簡単にそのアプローチを説明してみましょう。
フォトニックネットワークをコントロールするエッジルーター; 中心にあるPXCsのネットワークをコントロールするエッジルーターを使用するアプローチは、初期のGMPLSの時代に遡る。一般的なフレーズは、「スマートエッジ、愚かなコア」である。PXCsの製造業者として、「愚か」という単語には反発するが、コンセプトはしっかりしている。インテリジェンスは、トラフィックが集合され、エレクトロニクスが既にビッツレベルを検討しているエッジに属している。一旦、トラフィックが集合されたら、エレクトロンへコンバートする必要はない筈である。例外は、もちろん物理の法則で必要の時であるが。
フォトニックネットワークのセントラルコントロール:このアプローチは、既にNTTにより実行されています。NTTの方式は、ルーターと光クロスコネクトを合わせたエッジルーターコントロールのアプローチに類似しています。しかしながらエッジ側で制御は行なっていません。ネットワーを部分部分モニタリングするのではなく全てのネットワークを間断なくモニターします。トラフィックパターンの分析により光クロスコネクトを通してトラフィックがどこの方向へ向けられるべきか、現在の通信量の負荷に対してネットワークを再構築するのに光クロスコネクトをどのように使えば良いかが明らかになります。NTTの事例に関しての詳細は、NTT情報流通基盤総合研究所の・松井健一・八木 毅・成瀬勇一・村山純一著の「テラビット級スーパーネットワークにおけるカットスルー光パス制御技術」' http://www.ntt.co.jp/tr/0403/papers.html
上記のアプローチは両方ともIPルーターと光クロスコネクトが別々のネットワーク要素とされています。もう一つのカットスルールーティングの方法は、IPルーターに光クロスコネクトをより強く結合(カップリング)したハイブリッドルーターを作りあげることです。このパスには、二つの方法があります。
エンドツーエンドのハイブリットルーター;このアプローチの事例としては、NTTが2000年に構築・デモを行なった「光」ルータープロトタイプがあります。NTTから提示された次の図にあるように、光ドメイン内のエンドツーエンドを走りルーターの電気信号で終了するネットワークを構築するのにGMPLSが使用されました。。このように、このアプローチはルーターの通信量処理能力の拡張と見ることが出来ます。一方、ROADMsの場合、ルーターの電気的な処理能力を必要としないトラフィックを通して純粋の光パスへ信号を送ります。この方法は、他のトラフィック処理からルーターを開放します。「Hikari」と言う事例では、NTTはテラビット級の通信容量に成功しています。「Hikari」についての詳細は、「HIKARI」ルータ - 次世代インターネットバックボーンを担うコアシステム」(http://www.onlab.ntt.co.jp/jp/pt/router/)が参考になります。
ローカルパスを使用したハイブリットルーター; これは、ダブリン市のトリニティーカレッジのCTVRで実行された面白いアプローチです。意思決定とネットワークの挿入を簡略化にする為に、このアプローチでは直近のノードとやり取りをした上で意思決定は真にローカルに一番近いところでのみ行なわれます。ルーターは、自分のトラフィックを分析し、どのトラフィックがどの光コネクトのセクションを通して目的地に届くべきかの判断をします。両サイドのネットワーク・エレメントは、そのトラフィックを真の光パスの行き先の指示を受けます。このように、トラフィックは、このノード用のみの光ドメインに存在するか、もしくは、近くにネットワークの要素が光クロスコネクトの容量に余裕がありその容量を増加すべきと自己判断すれば、光パスを延長するかもしれません。この事例は、エンドツーエンドのケースと同じで、電気IPルーターの能力を大幅に引き上げることが目的です。CTVRのアプローチについての詳細は、Ruffini, O'Mahony, Doyle氏が2006年3月バルセロナで開催されたIEEE TridentComで発表した「A Testbed Demonstrating Optical IP Switching in Disaggregated Network Architectures」をご覧下さい。
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